2000年6月17日撮影

白神岬周辺の風景

松前矢越道立自然公園と伊藤整生誕の地

道南の秘境、松前矢越道立自然公園は、松前町の白神岬を中心に福島町と知内町にまたがる約30キロの海岸線で、離島の大島、小島を含めた2,024ヘクタールに及ぶ広大なものです。

伊藤整は松前に生まれ、1906(明治39)年塩谷村に転住。
庁立小樽中学校在学中中央雑誌に投稿、また級友と同人誌を発行した。
1922(大正11)年小樽高等商業学校に入学。
1年上級に小林多喜二、高濱年尾が在籍していた。
多喜二らが編集していた校友会誌上に詩などを発表する一方、友人川崎昇の編集する同人雑誌「青空」に参加。
1925(大正14)年小樽高商卒業後、新設の小樽市中学校に英語教師として勤めるかたわら詩集発行の準備をすすめ、1926(大正15)年12月処女詩集「雪明かりの路」を自費出版。
1928(昭和3)年中学校を退職し上京、評論、翻訳、小説など多岐にわたって活躍した。
1967(昭和42)年小説、文芸評論における多年の功績により日本芸術院賞を受賞、翌年日本芸術院会員となる。

 

 

 

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